HOME 健康英知研究所 (旧称  健康英知研究所)代表 斉藤英治

●斉藤学説【人間四大要素説】の生き方は、仏教の「菩薩の生き方」と共通〜人は永遠に進化を繰り返し、向上しながら完成に向かうという大きな希望と喜びを持つ

先週のおさらいをすると、私は次のように書いた。

『・・私の二十年以上に亘る研究結果では
人間の四大構成要素【脳・心・体・精神】
のうち、人間は死ぬと、そのうち、三つ【脳・心・体】は
消滅するが、
人間の本体、精神SQの中の核心部分のみは、生き残って
別次元の世界に行く。
そこで、休養し、獲得した知識の整理をし
次の再生の準備をする。

次の新しい別の三つ【脳IQ・心EQ・体BQ】が
与えられて別の新しい人間となる。

精神の核心部分は永遠に生き
前の世に学んだ叡知のみを
土台にして、そこからスタートできる。・・』

以上のように、いまどき、再生や転生輪廻などと言えば
現代の物質科学だけを科学として学んできた人には、
トンデモ空論と一笑に付す人も出てくるかも知れないが
物質世界だけでなく精神世界も探求してきた古来の日本人、及び
両方の世界に理解のある現代の日本人には
斉藤理論は、意外となじみの深い理論なのである。

例えば、江戸時代後期、幕府藩校の塾長(今で言えば東大総長に相当)
として多くの有為の子弟を育てた佐藤一斉は、名著「言志思録」の中で
「生と死は、覚醒と睡眠と同じ」と言っている。
つまり、睡眠の後に、覚醒があるように、死の後に、生(再生)があるということだ。
なお、佐藤一斉は、明治維新を興し近代日本を築いた多くの武士たちを育てた、
近代日本の大メンター(教育リーダー)と言える人だ。

また仏教の唯識論の中には次のようなことが書かれている。
(横山宏一著[「唯識」という生き方](大法輪閣)

心は全部で8種あるという「八識説」を打ち立てた。
これを斉藤四大要素説と比較すると、下記比較表の如く、大きな共通点を見出す。

   【仏教「八識」説】      【斉藤学説;人間四大要素説[脳・心・体・精神]】
1)五識(眼、耳、鼻、舌、身の五感)      ⇒ 体BQ
2)意識                       ⇒ 脳IQ
3)未那識(まなしき)(深層に働く自我執着心)⇒ 心EQ
4)阿頼耶識(あらやしき)(根本心)       ⇒ 精神SQ

に相当する。

そして仏教の「八識説」によれば、
4)阿頼耶識(あらやしき)(根本心)の働きとして、
過去の業の結果を貯蔵する、
肉体を作り出し、それを生理的に維持している
生死輪廻(しょうじりんね)の主体となる

などの働きがあり
斉藤学説の精神SQの働きとほぼ一致している。

また仏教の「八識説」によれば、菩薩の生き方として
生死(自苦)と涅槃(他楽)を繰り返しながららせん状に上昇する
(アップへーベン;止揚する)
が上げられているが(p163)
まさにこれは生死を繰り返し、らせん状に進化上昇していく
斉藤学説と大きな共通点があることに驚く。

つまり、斉藤学説の生き方は、仏教で言う「菩薩の生き方」と共通しているということだ。

以上の点からも、斉藤理論は、物質世界と精神世界の両方の世界を
現実と考えた場合に、
現実に立脚した地に足の着いた理論であることが分かるだろう。

というのは、物質世界だけを考え、今の肉体で一代限りだと考える人生は
刹那主義に陥りやすく
その場限りの、いい加減な人生になりやすい。
そしてその一代で楽しむだけ楽しめばいいではないか
今生の死は敗北であり、できるだけ、今生の死を長引かせよう
と考える結局は物質主義、刹那主義、最終的には死という敗北と絶望が待っている。

これに対して、再生を繰り返しながら、進化、上昇していくと考える人生は
その展望が全く異なってくるからだ。
今生は次の生、次々の生・・への準備と考えるから
そして人間は、偉大なる宇宙の完成のための構成要員と考えるから
いつも大いなる希望と大いなる視野があり、
今生の死の間際まで勉強し、向上に勤めるのである。

HOME 健康英知研究所 (旧称  健康英知研究所)代表 斉藤英治