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●日本再興のシナリオ、処方箋が見えてきた!ヘーゲル式進化法で大和魂を土台にワンランク上に進化して、世界をリードする日本の精神的支柱を構築

★1.はじめに、日本衰弱の二大原因とはなにか

比喩(メタログ)として、日本を一人の人間と考え(国体)、我々日本人はそれを構成する細胞と考えてみると、非常に分かりやすくなる。
誰しも、日本という人体は、特に、ここ10年ほど、次第に衰弱し、衰えている、このままでは大丈夫かと思う。

このような日本のことを真剣に心配してくれている読者と共に、私も、ここ数ヶ月、この問題は最大の危機感を感じ、読者の皆さまと共に、国際メンターの一員として、つまり、勝手ながら、日本という人体(国体)の主治医師団の一員という自覚をもって、危機感を感じ、その診断、治療法の探求を目指してきた。

一時はその病態から見て、複合汚染が進み、もう手遅れではないか思ったほどだった。

しかし、私なりのこれまで積んできた経験、知識、試行錯誤、苦闘の末、ようやく日本再興のシナリオが見えてきたような気がする。

それは日本という人体(国体)を診断すると、心療内科、精神医学面(SQ、EQ)から、精神力、道徳力、気力の衰えと、外科、内科などの面から、人体内の複合感染(BQ、IQ)による体力の衰え、という二つの大きな原因があるように思う。

★2.日本の精神力、道徳力、気力の衰えの原因

今回は、心療内科、精神医学面(SQ、EQ)から精神力、道徳力、気力の衰えについて、その解決シナリオが見えてきたので、読者と共に考えてみたい。

人間、誰しも、生きるための支柱となる精神力、気力、意欲が衰えれば、人体は生きる意欲を失い、衰弱していく。先々週、このメルマガで紹介したように、スイス政府が発行し、国民全員に配布した「スイス民間防衛」で、スイス政府は、「国を守るのに一番大切なのは、国民の道徳力と抵抗力だ」としている点からも、この問題は最も基本的な重要課題だ。

人間にとって、生きるために、もっとも重要な精神的な支柱の部分においては、60年前の日本敗戦とともに、GHQ(占領軍)の占領政策によって、戦前持っていた精神的な支柱が決定的に破壊された。
つまり、天皇を中心とする皇国思想、大和魂、武士道などである。これの破壊により、日本はよって立つ精神的支柱を失った。

そして、その代わり、日本人を戦争犯罪者として賤しめる自虐思考、それに都合が良い共産主義が導入され、教育の中枢とされる東京大学、京都大学のトップに天皇を否定する左傾の共産主義者が送り込まれる。そして、その傘下の元、日教組ができ、左傾化の教育は始まり、自虐思想の生徒が次々に自動生産されるようになった。教育界だけでなく、日本の様々な分野で、戦前の指導者が追放され、左傾化の新しい指導者が送り込まれた。
このままでは、自分の精神的支柱を失い、自信と誇りを失い、自分を賤しめる自虐思考の人間が増え、国体は、弱くなっていくのは当然である。

しかし、このように、左傾化したことに対して、その負の部分も目立つようになり多くの国民は気づくようになってきた。気付いた国民のうち、一部の人は、時計の振り子のように、右に戻ろうとした。つまり、戦前の天皇皇国論、大和魂、武士道、靖国などによる日本再興である。

しかし、時計の振り子のように、単に左から右に戻るのでは、単なる進化の無い復古主義であり、極右に走る危険も出てくる。つまり、日本だけが特別で選ばれた優秀な神の国の民であると言った選民思想は、独善と利己主義、自己中心主義を生み、戦前、戦争に突入し敗戦したと同じ危険を生み、多くの国民は、極右に対してもアレルギーを持つ。

従って、多くの国民に、極左もいやだが、極右も嫌だという気持ちがある。それは当然のことだ。ここに日本人の精神的な支柱を失い、左にも右にも行けない大きな迷いと混乱がある。このように精神的支柱を失った人間は、簡単に第三者の悪意によってますます弱体化されるよう洗脳されてしまうのだ。

私もずいぶんこの部分で迷った。つまり左傾化がおかしいからといって、このままでは戻る場所がないのである。時計の振り子のように、左に傾きすぎたら、右への繰り返しでは、進歩はないではないかと。

★3.らせん状に進化して、1ランク上段に上がるヘーゲル式進化法で一段進化する


そのような時に、ヒントを与えてくれたのが、日本の方向を指し示すすぐれたメルマガとして定評のある、メルマガ「風の便り」を主宰している田坂広志氏(多摩大学大学院教授)である。(私のメルマガでも一度田坂氏のメルマガを推薦紹介したことがある)
読者登録はここ  http://www.hiroshitasaka.jp/tayori/

つまり、田坂広志氏が述べているのは、ドイツの哲学者ヘーゲルの弁証法、らせん型上昇法、止揚(ドイツ語:aufheben アウフヘーベン)を導入するという考え方である。それは、時計の振り子のように、同じレベルで左へ、右へとぶれるのではなく(これでは進化が無い)、
らせん(螺旋)のように登って進化していく方法だ。つまり、らせんは、上から見れば、左から右へ行ったり来たり、ぐるぐる、ウロウロしているように見えるが、横から眺めると、左から右へ一周すると、確実に、1ランク上段に登って進化しているのである。

田坂氏は、世界の資本主義を観察していると、 「世界の資本主義は、ヘーゲルのらせん状に進化して、日本型経営へ進化し、止揚するだろう」と述べている。

例えば、日本の近江商人の理念「三方良し」(「買い手良し、世間良し、売り手良し」)は、螺旋的に進化し、現代において、一段上の、共感経済、地球環境経済へと進化して現れる。

というように経済は、らせん型に上昇して、一段、上のレベルに上昇するというのだ。
このように、「資本主義の未来、日本式経営がなぜ復活するのか」が詳しく書いてある田坂氏の新刊書を早速購入し、読み、感銘を受けた。(「目に見えない資本主義 Invisible Capitalism田坂広志著、東洋経済新報社)

★4.ヘーゲル式進化法でワンランク上に進化して、世界をリードする日本の精神的支柱の構築し、外国勢力の洗脳、侵略を防ごう

これと同じことは、日本人の精神的支柱についても言える。左傾化しすぎた精神を、そのまま右に戻すのではなく、一段上げて中性、中庸に戻すのだ。

それは、何であろうかと考える時、元の大和魂に戻すのではなく、大和魂(ジャパンスピリット)を一段上にアップした日本式の世界魂(ワールドスピリット)、国際魂(インターナショナルスピリット)、地球魂(グローバルスピリット)といったものに格上げ進化させることだ。
これが、大和魂の進化した姿である。

大和魂のワンランク進化した世界魂とは、日本が、日本がと言った日本中心、自己中心を越えて、大和魂に根ざした世界魂を構築する。
西郷隆盛の「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)は、そのまま、地球魂の中核の一つとして使える。
また、国際メンター学院(International Mentor Academy)のモットーである
メンター(指導者、助言者)養成:自分、隣人、国、地球を守り良くする
も立派な地球魂ではないだろうか。
実は、これまで、私がこのメルマガで書いてきた200を超える論文集は、大和魂に根ざした世界魂の提言だったのである。

このように、大和魂を、らせん状に一段レベルアップした(止揚した)世界魂と置き換えれば、これを精神的支柱にすれば良いのではなかろうか。

このように考えるとき日本型の進化した、新しい視野の広い大和魂、武士道、つまり、世界魂は、日本人の精神的支柱となり、やがては、世界の精神的支柱となり、世界ををリードしていくであろう。

日本の柔道が国際化して、世界の柔道になったように。また、日本の教育勅語は、世界各国語に翻訳され、例えば、その改良版が、道徳書(The book of Virtue)として生まれ変わり、アメリカでは、聖書の次に重んじられているということだ。

幕末の世界動乱期に、西欧の列強が、アジア、アフリカ、アメリカなどの各国を侵略し、植民地化していった中で、日本のみが侵略を防ぐことができたのは、当時、大和魂や武士道と言った精神的支柱を持つ日本武士の武力、知力がこれを防いだのである。

精神的な支柱が確立されれば、自然に免疫力は強化され、体内の感染は回復する。洗脳も受けにくくなる。精神的な支柱が回復すれば、日本人は著しく回復し、外国勢力の侵略や洗脳を防ぎ、世界をリードしていけるだろう。いまがその分岐点にある。新しい世界のモデルとなる日本式精神的支柱を構築する。ここに日本人の大いなる希望がある。

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