HOME 健康英知研究所 (旧称  健康英知研究所)代表 斉藤英治

この百年に一度の難局に、わが読者(メンター)は、人間が人体の構造として与えられた高貴な五大要素【脳・心・体・精神・場】の最大活用により難問題を解決しよう!〜人間の構造(五大要素)から見た人間の心身・精神向上の医学概論(斉藤式)

★1.はじめに〜温故知新・旧新統合により進化は生まれる

温故知新「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」、を積極的意味にとって、古き良き伝統と新しき良き知見、技術を統合して、パワーアップ、リニューアルの力と知恵を得て、「旧新統合による進化」により、この百年に一度の難局に、数多くの難問題を解決していこう。いや、そうしなければ、小手先の姑息な方法では、この難局は解決できまい。

古き良き伝統とは、日本人の場合、武士道、大和魂や、柔道、剣道、華道など全ての技術を統合して、自然を愛する「道(アート、美意識)」を発見する整然とした誇りある日本人の心である。そしてその心はいまなお国民の英雄として慕われる西郷隆盛の「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)に集約される。

新しき良き知見、技術とは、ニュートン・デカルトらの創始した目に見える物質を重視した物理学、哲学のみでなく、アインシュタイン・プランク以降の眼に見えない微細な分野を探索する量子物理学を土台とした知見であり、新旧物理学を土台とすることである。これにより、現代の代表的知性、システム科学の第一人者、アーヴィン・ラズロ教授の言う「物質、自然、人間、地球、宇宙が孤立しているのでなく、すべて相互に繋がっている」、「グローバルブレイン」(世界頭脳)という科学、哲学に到達することができる。
(注1:アーヴィン・ラズロ教授:ニューヨーク州立大教授、ベルリン国際平和大学理事・教授、国連顧問を経て、ノーベル平和賞受賞者7人を含む国際英知会議(WWC:ブタペスト会議)を主宰。音楽(ピアノ)の名手としても知られる。
注2:何故、新旧の物理学を重視するかと言えば、物理学:Physicsとは、すべての科学、哲学、医学の土台となる学問だからだ)

分析細分化の得意な西洋思想と統合の得意な東洋思想の両方を知り、更には、それらを統合し、道(アート、美意識化)することの出来る日本人。しかも、先述のように7割の日本人が、宗教、イデオロギーの偏見から解放され、物事の本質を見ることのできる透明な知性を持つ日本人。ここに日本人は、この世界の難局を打開する潜在的能力を持っていると筆者は見ている。

なにも、筆者は、日本民族の優秀性や優越性を言っているのでは決して無い。中国にも韓国にも、アングロサクソン民族にも、ユダヤ民族にも、EU、ロシア、イスラム、アフリカや南米の民族にも、それぞれ異なった優れた特性と役割と使命がある。それぞれの国、民族が、自己に与えられた役割と使命と責任を自覚し、自分の国、民族を高め守って欲しい。ここに自衛の重要な意味がある。
同時に、自分、自国に与えられた分を超えてはならないのだ。与えられた分を超えて、他国、自国やその国民の分を奪うは、強盗、搾取の国、悪の権力者、指導者である。この守備と責任、使命のバランス、中庸が大切なのであって、この中庸、バランスを乱せば、人間、人類は崩壊となり、中庸を保てば、平和が生まれる。

★2.人間の構造(五大要素)から見た人間の心身・精神向上医学概論(斉藤式)

以上のような意味で、私は、2008年12月に下記の論文を読者に提示した。

「全天候型、危機管理への備え方マニュアル〜名人・宮本武蔵の如く心技体を磨く=人間の五大知能指数を上げる」
http://esaitou.c.ooco.jp/081214kikikanri.html

ここで、この論文の要点をレビューし、さらに、これを改定(パワーアップ)してみよう。いまほどその必要性を感じることはないからだ。(本論文は筆者の基幹論文の一つとなるため、論文の流れから見て省略せずにやや長文となるがご了承願いたい。)

経済危機、雇用危機、金融危機、環境危機など、今や、日本や世界に様々な危機が訪れている。このような時には、各個人が知的武装を完璧にし、何が起こっても冷静に最善に対応できる、全天候型の危機対応の備えをしておくべきだ。

全天候対応型とは、全天候対応型の飛行機のように、あらゆる悪天候にも、耐えて、平衡を失わず、進路を迷わず、正確に最善の目標に到達できる柔軟性と強靭性を併せ持つ準備のことだ。

そこで個人としてどうすれば良いかと言えば、昔から言われている言葉、宮本武蔵のような名人、達人の如く、どのような困難にも打ち勝つ言葉、「心技体を磨け」を実行することだ。

名人、達人になるためにこの古くから日本で言われてきた「心・技・体の向上」を詳細に見れば、実は、偶然にも、
先述の私の研究モットー(ライフワーク)
【脳IQ・心EQ・体BQ・精神SQ・場FQ】の向上研究による人類への貢献

と、ほぼ、同じ内容だ。その理由は、日本の名人流の「心・技・体の向上」は奥深く、私の上記のモットー「脳・精神・心・体・場の向上」とほぼ共通と思われるからだ。
つまり、私の研究モットーは名人への道の探求だったのである。

そこで、今回は、私の研究モットー、五大知能指数の向上という切り口から、危機管理、全天候対応型の備えかた、名人の如く心技体の磨き方を見て行こう。

3.人間の構造を構成する五大要素とは

前述の総合医学から考察する斉藤理論によれば、人間の構造を構成する五大要素は、
【脳IQ・心EQ・体BQ・精神SQ・場FQ】である。

ここで言うQはQuotient(知能指数)と、Quality(本質)の両方の意味を含む。

Quality(本質)は、Quotient(知能指数、パワー)を発現する場所とご理解いただきたい。


上から見た横断面の概略構造としては、場の中に、体があり、体の内側に脳があり、脳の中に心があり、心の内奥の中枢に精神がある。

■1.脳力(IQ: Intelligence Quotient/Quality)

脳力(IQ:とは、計算力とか記憶力とかいった脳のハード面の基礎的機能の指数であり、これは脳の働きを良くすることに尽きる。

脳の働きを良くするためには、いつも述べているように、絶えず、思考、思索することである。つまり前向きに考えることである。前向きに考えると、脳内一千億個の膨大な脳細胞ネットワークの神経線維とシナプスがぐんぐん伸びる。

日本の江戸時代の寺子屋は、当時世界の最高水準、最大規模の教育が行われていたという。その時に行われた基本は、言うまでもなく、「読み・書き・そろばん」である。この三つが一番良く頭を使う思考法なのだ。
書籍やメルマガなどを読む、思ったことを自分で書いてみる、発表している、表現してみる、またそろばんは、計算する、考える、頭をめぐらすという意味だ。

【読む】書籍、メルマガをはじめ様々な良質の情報媒体を選んで読む、(脳への情報インプット)
【書く】思ったことを書いてみる(脳からの情報アウトプット)
【そろばん】考える、計算する(脳内での情報加工、プロセッシング)

これが、脳力を増すための三種の神器と言えそうだ。体内の細胞60兆個の中で、脳細胞と筋肉細胞は特に、使えば使うほど強くなる特長をもっている。

つまり、頭(脳力)は使えば使うほど、良くなる。脳内の血の巡りも神経の巡りも良くなるから、頭もますます良くなり、老人性痴呆症にも掛かりにくくなるというおまけまでつく。
このように、江戸時代の寺小屋だけでなく、現代でのこの「読み・書き・そろばん(思考)」の習慣化が最良の脳力を鍛える方法である。

■2.身体力(BQ: Body Quotient/Quality

これは一般に体の健康指数である。身体力の向上法については、これまでの論文で何度も述べてきたので、詳しくは省略するが、日本における心身健康法の創始者の一人、中村天風も述べているように、身体は、自分自身ではなく、自分を支える、自分の重要な道具、「要具」と考えると、一層、自分の身体を客観的に観察できて、大切に管理しようと考えるようになる。

逆に、身体が自分自身だと考えると、身体健康の維持が人生の目的となり、(手段であるのに)、身体の健康の良し悪しで右往左往する落ち着きの無い、実りの少ない「健康教の信者」人間になってしまう。

したがって、身体は自分を支えてくれる要具と考え、人生目標を達成するため、身体を大切に手入れしていくという発想が、もっとも良く、自分の身体の健康を管理できる。つまり、健康の三要素、「栄養、運動、休養」に目を配れるようになる。

■3、心の知能指数(EQ:Emotional Quotient/Quality

米国の心理学者ダニエル・ゴールマンが書いたベストセラー「EQ:心の知能指数」で有名となった。心の知能指数とは、Emotion、つまり、自分や隣人の細やかな感情を深く理解し、配慮できる気配りの能力である。従って、これは人間関係を良くする。人間関係を良くすれば、いざ緊急の場合でも、人は助けてくれる。

自分の心や人の心を理解し読み取る能力であるから、これを上げるには、日頃、良く自分の心や人の心を理解しようと努め、自分だけでなく、相手の気持ちや立場に立って考え、きめ細かい配慮、気配りをするというデリカシーの習慣を意識してつけると、着実にEQは向上していく。

■4.SQ:精神と知性の知能指数(Spiritual/Sophia Quotient/Quality):英知力、
精神、良心、志


英国の精神科医イアン・マーシャル、量子物理学者ダナー・ゾーハー、そして、筆者斉藤らが提唱したもので、これこそ人間の最も人間らしい知能指数である。時空の視野が開け、空間的に視野を広く、時間的にも、過去や将来が良く見え、物事の表面だけでなく、本質が見えてきて、人間として、何をすれば良いか、何をすれば悪いかも見えてくる。

また、SQは、英知、良心や志(こころざし)の知能指数ともいわれるように、緊急時にも、良心の囁き(Inner Voice)により、インスピレーションのように、正しい道を示される。また、誤った方向に行くのを防ぎ、人生が破たんするのを食い止めてくれる。

SQを養うには、先述のように、心、精神を豊かにする自学・独学の勉強を、日々、短時間でも持続的に実行していくことによって、着実にこれを上げることもできる。

■5.FQ:Field Quotient/Quality(場の知能指数)

これは比較的新しい概念だが、重要である。フィールドの知能指数は、我々を取り巻く環境を良く理解し、環境から、知恵、エネルギー、栄養を獲得していく知恵と技術。
逆に環境をより良くするために努力する、環境に良い影響を与えると言った双方向の役割を果たすことだ。これは環境を理解し、活用する技術だから、これを磨けば、危機時でも平時でも極めて大きな力を発揮する。

★4.人間の構造、五大要素の相互・互助関係

五大健康知能指数は、相互に助け合って人間の総合力となり、最大限の力を発揮できる

以上の五大健康知能指数は、バラバラにあるのでなく、相互に密接に助け合い、支持しあって、一致協力するとき、人間は、平時も危機時でも大きな最大限の力を発揮できる。

五大知能指数の相互関係は下記の図のようになる
(↓は指導、世話、管理、↑は支援、従属、服従、準拠)、

精神(SQ)
↓↑
心(EQ)
↓↑
脳(IQ)
↓↑
体(BQ)
↓↑
場(FQ)

指導、指示、指令面から行けば、精神は心の世話をし、養い、指導し、心は脳の世話をし、脳は体を養い、体は環境に良い影響を与える。つまり、指導、教育面では、精神→心→脳→体→場 となる。

例えば、支援面から行けば、場はからだを支え、体は脳を支え、脳は心を支え、心は精神を支える。別の言葉で言えば、場は体のためにあり、体は脳のためにあり、脳は心のためにあり、心は精神のためにある。

つまり、支援面からは、場→体→脳→心→精神を支える。

したがって、これらの五大健康知能指数はお互いに助け合い、高めあう麗しい関係にある。特に人間の知能指数の中で、最上位に位置するSQ(英知・良心・志・精神)を高めれば、他の知能指数は喜んでこれに従い一致協力して従ってくる。
従って、危機時には、最上位に位置するSQ(英知・良心・志・精神)を高めることが、最大のポイントだ。

このメルマガを継続的に読む知的な読者の皆様はこのような事ができるはずだ。そして危機にも恐れず、右往左往せず、落ち着いて、堅実に静かに、自己の歩む道を歩んでいけるはずである。なぜなら、SQ(英知)をはじめ、五大知能指数が相当高まっていると思うからである。

★5.人間の構造、五大要素の強力なパワーアップ法

以上が前回の論文の概要であるが、前回の論文に追加してパワーアップしたい重要な概念は次のようなものだ。

それは、天(Universe-SQ:宇宙英知)の概念の導入である。
西郷隆盛の遺訓、「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)に見られるように、天を敬うところに、全ての英知、知恵、知識、パワーの源泉がある。

天は神仏とはまったく異なる。人間が、物質主義、物欲主義、拝金主義、宗教、イデオロギーなどによって、天と自然、人間との間が遮断され、この天を敬うという概念を忘れてしまった。これによって、全ての英知、知恵、知識、パワーの源泉が失われ、人を愛することが出来なくなった。ここに地球人類が精神崩壊、自己崩壊に向かっている最大の原因があると筆者は見ている。

つまり、先述のラズロ教授が言うように、宇宙はすべて繋がっており、英知の海である。即ち、私の定義で言えば、宇宙は、天(Universe-SQ:宇宙英知)である。
そして、人間は、天(Universe-SQ:宇宙英知)の一片を自分の精神SQの中に内蔵している!これを筆者はMy−SQと定義している。そして、それらはすべて繋がっている!

ところが、地球人類は長い歴史の中で、物質主義、物欲主義、拝金主義、宗教、イデオロギーなどによって、この重要なつながりを寸断し、忘れてしまった。これに伴い、人間はMy-SQを内蔵することも忘れてしまったので、内蔵するMy-SQは萎縮するばかりである。ここに人間が英知、知恵、知識、パワーの源泉を失い、自己崩壊に向かう悲劇の根本原因があると筆者は見ている。

これからの希望は、
この天(Universe-SQ:宇宙英知)、そして、すべての人間が内蔵するMy-SQ、そして宇宙内のすべての要素が繋がっていることを認識し、そのつながり(血管)に血を通わせることによって、人間全体、自然が生気を取り戻したかのように活きて来る。
ウェブネットワーク時代(WEB2.0)の到来により、ますます近づいてきた。本物のグローバルブレイン(世界頭脳)構築へ向けての一端を担おう。それが本講座「自分、隣人、国、地球を守るメンター」の役割だと思う。そして、その役割の一端を担う
使命があるのが先述のようにその潜在能力を豊かに持つ日本人だと言いたいのだ。ここに人間の精神崩壊、自己崩壊を防止し、復活、再生に向かう希望があるからだ。

★6.参考文献:
西郷隆盛と内村鑑三、稲盛和雄監訳の下記の言葉は、それを示唆しているように思う。

【西郷隆盛の言葉の集約】(内村鑑三著、稲盛和雄監訳「代表的日本人」(講談社)より

『「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし」、
「道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以って終始せよ。・・・天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以って人を愛するなり」。
・・・これらはすべて、彼(西郷)が天から直接聞いた言葉だと、私は信じている・・・』

なお、本書では、代表的日本人として、下記の五人が述べられている。
西郷隆盛(新日本の創設者)、上杉鷹山(産業・社会・道徳の改革者)、二宮尊徳(農民聖者)、中江藤樹(新日本の教育創設者)、日蓮上人(仏僧)

英語原文(内村鑑三は英語で書いたため英語原文も記す)
“Deal with Heaven, and never with men. Do all things for Heaven’s sake.
Blame not others; only search into the lack of sincerity in us."
“The law is of the universe and is natural.
Hence he only can keep it who makes it his aim to fear and serve Heaven…
Heaven loves all men alike. So we must love others with the love with which we love ourselves.”
Saigo said these things and much else like them, and I believe he heard all these directly from Heaven.

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