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●争い(口論、内乱、戦争)の根本原因と解決策〜お釈迦様の象のたとえから見えてくる

先報のように、日本人の無宗教(無宗教率70%)で、特定の宗教教義やイデオロギーから解放されると、物事の本質を自由に、包括的に、見ることができるので、争いは起こりにくいが、世界では、宗教が乱立し、特定宗教の枠内(フレームワーク)で物事を見て、包括的にものごとを見ることができないと、そこに争いが起こってくる。

世界の争いを見ていると、いつも思い出す寓話がある。お釈迦様が弟子に語った言われる寓話だ。

御存知の方もおられると思うが、それは下記のようなものだ。それは争い(口論、内乱、戦争)の根本原因を突いていると思う。

『ある弟子が町に行くと様々な異教徒達が口論していたと言う。いずれも自説に固執して、対立していたと言う。そのことを弟子がお釈迦様に告げると、そのときお釈迦様はこんな話をされたと言う。

ある国に一人の王があって、象をまだ見たことも無い者達を集めるように命じ、彼らに目隠しをし、大きな象をつれてこさせた。そして、王は、象とはどのようなものか言って見よと言われた。

目隠しをされたものは、象の頭に触ったものは、亀のようなものと答え、耳を触ったものは蓑(みの)みたいなものと答え、牙を掴んだものは、鋤(すき)の先のようなものと答え、鼻に触ったものは棒のようなもの、腹をなでたものは、壁のようなもの、足に抱きついたものは大きな木のようなもの、背中に登ったものは小山のようなもの、尾を握ったものはほうきのようなものと夫々答えたという。
そしてそれぞれ自分の主張が正しく他のものは間違っていると夫々主張し、殴り合いになったという。

自分の見解に執着して、ものの一面だけを見て、全体を知らないために争いをする。つまり、執着する心によって、正しいものや本当のものを見失うことの無いように、と諭したと言うことだ。』

【上記の原文は「お釈迦様の教え−執着の心−象のたとえ」(日蓮宗尾張伝道センター)より】http://www.genshu.gr.jp/Local/Owari/hback/h3.html

これはまったく現代でも当てはまることではないか。自分の主張や考えを正しいもの絶対化し他の主張が間違いだとする。ここで利欲や集団エゴ(利己心)が絡むと、ここに争い、内乱、戦争の根本原因がある。

従って、これらの執着心をなくして解放されると、全体と本質が見えてくるのである。

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