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斉藤英治論文 ●「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら世界は変わっていただろう」でパスカルが言いたかったこと〜人間の思考は、強力だが、儚い(はかない)

1)脳科学と思考を研究している筆者にとって、早熟、夭折の天才思考家、フランスのパスカルの生き方、考え方への興味は尽きない。

2)幼少から他分野で天才ぶりを発揮したフランスのパスカル(哲学者、数学者、物理学者、科学者、1623-1662)は、偉大な思考家であり、また発明家でもあった。 彼は、パスカルの定理など、数々の数学や物理学の公式を確立しただけでなく、 Wikipedia百科事典によると、税務行政官の父の計算を助けるため、電卓やパソコンの前身になる歯車・機械式計算機を発明したり、当時、富裕な貴族の独占物だった馬車を一般に開放し、公共交通機関バスや電車、タクシーの前身となる乗合(辻)馬車システムを発明し、実際にパリで乗合馬車事業の創業をしたそうだ。

3)様々な研究や思索、事業に没頭したためか、身体を壊し、病弱となり、39歳の生涯を閉じた。

4)数学や物理、科学から、思索、思考、哲学に移っていったようだ。彼の死後、彼のメモなどまとめた「パンセ(瞑想録)」の中で、「人間は考える葦である」と述べた。これは、人間は地上では矮小な動物に過ぎないが、思考によって宇宙を超えるほど偉大であると同時に、人間は、無限の中に消えていく、有限性を併せ持つ偉大でありかつはかない存在という意味らしい。(Wikipedia百科事典)

5)また、彼の思想をまとめたパンセ(瞑想録)の中で
「クレオパトラの鼻、それがもう少し低かったら、大地の全表面は変わっていたであろう」という有名な言葉を遺したが、これは絶世の美女の表現というよりも、人間の考え方次第で、自分だけでなく、周辺、世界は変わる。この流動的な儚さ(はかなさ)を言いたかったようだ。

6)つまり、原因(思考)と結果(思考の結果起こる行動、現象)の法則である。思考が良くとも悪くとも、それに伴う行動、現象が起こってくる。これほど可能性が大きく、また恐ろしいことはない。変化の激しい流動的な今日、いま自分は何を考えるか、自分の思考の自己責任の重大さを教えているのではなかろうか。

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