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斉藤英治随想  ●勝者になるための思考法、敗者にならないための思考法
〜貴方の持つ強力な思考力を鍛え、ミクロ(極小)〜マクロ(極大)に及ぼそう


★1.勝者への道〜「人に勝つより自分に勝て」嘉納治五郎 (柔術家・教育者)

1)本当の勝者とは、他人を打ち負かすことが出来る人ではない。他人を攻撃、復讐、見下げる、批判、打ち負かすことで、他人と比較することによって、また他人の評判で、自分が偉い、勝者、成功者だと考えるのは、大きな誤り、錯覚である。なぜなら、他人を物差しにすると、他人は常に流動しているから、いつまでも大きな不安と不安定がつきまとう。

2)それでは、勝者の道とは何か。真の勇者とは、自分が自分に勝つことだ。日本柔道を確立した、嘉納治五郎の述べたとおりだ。「人に勝つより自分に勝て」。つまり、自己自身が、自分の利己心(エゴ)や感情、身体に打ち勝ち、これらを上手に制御できることだ。

3)大抵、この世で失敗するのは、自分が自分に負けて、感情の言うままになって、かっとして、他人を傷つけたり、または、感情の誘惑に負けて、堕落して、自分をだめにする。

4)自分の感情、こころ、身体などは、自分自身(myself)の重要な道具と考えよう。そしてこれらを上手に使いこなすのだ。よく手入れをし、世話をしてあげると、これらの道具は、忠実な自分の部下として、自分を支えてくれる。

5)真の勝者、勇者は、男女を問わず、普遍愛を持って、自分を愛し、自己の内側を固め、前進し、自己を進化させる。自己の役割と領分をしっかり果たし、他の領域に進出せず、自己と周囲、全体の調和と成長、進化に寄与していく。

6)他人を攻撃はしないが、弱腰の無抵抗主義ではなく、他からの万一の攻撃に備えて、自己を守る強力な自己防御システム、自己構築力を持つ。

★2.身体(ミクロの世界)から見えてくる勝者と敗者

1)本当の勝者になっていくためには、人間が持つ強力な思考力を鍛え、縦横無尽に、ミクロからマクロまで思考を及ぼすようになっていくことだ。このような思考力の鍛錬によって、人間は強くなっていく。

2)例えば、ミクロの世界に思考を及ぼし考えてみよう。勝者とは、成長期にある人体の中の正常細胞に似ており、自分も進化、成長しながら、他の細胞と助け合い、他の細胞から自分に無いものの供給を受け、他の細胞に自分にあるものを供給し、人体全体の調和を保ちながら、組織、器官、人体全体の進化、成長に寄与していく。

2)ところが、突然変異でがん細胞が現れると、がん細胞は、周辺の他の細胞を攻撃し、他の細胞との調和や助け合いを忘れ、自分だけ自己増殖を猛烈な勢いで始める。そして、周囲との調和を無視し、自己増殖を続け、やがては、自分だけでなく、周辺の細胞や、一人の身体全体を滅ぼしてしまう。このようにがん細胞は、他の細胞より活発で、他の細胞を打ち負かすので、一見、勝者の細胞のように見えるが、実は、自分だけでなく、周辺、そして全体を滅ぼす敗者中の敗者なのだ。

3)人間もこれと同じであり、他人を蹴落として、自分が優位であり、勝者になろうと考えるのは愚かなことであり、誤りであり、実は、敗者の道を歩んでいるのだ。

★3.マクロの世界(地球上の人間)から見えてくる勝者と敗者

1)マクロの世界を考えてみよう。他人を蹴落として、勝者になろうと言う考えは、悪い結果を生む。他人を攻撃し、批判し、他人に痛手を与える。その結果、相手からも攻撃され、批判され、痛手が自分に与えられる。攻撃は復讐、恨み、憎しみ、憎悪を生む。これが争い、殺人、内乱、ひいては、戦争の原因である。

2)地球の人間は、科学者の一部が協力して、他人を殺戮する様々な強力な道具を発明した。戦車、戦闘爆撃機、戦艦、潜水艦、そして、猛毒の生物兵器、化学兵器、遂には、人類全体を数千回破壊できる、我々の住む地球を破壊さえ出来る原子爆弾とミサイルまで作った。また、自分の欲望をうまく制御できず、多量の汚染物質を世界中に撒き散らし、自分達が住む地球環境を悪化させている。

3)これは、自己増殖し、やがては自己だけでなく全体を巻き添えに滅ぼす、がん細胞と同じであり、敗者の道を歩んでいる。このまま進めば、そして決定的な敗者になろうとしている。それは、勝者や勇者では決してなく、敗北者であり、敗残者であり、強欲の失敗者なのだ。この敗者への悪いサイクルを何としても食い止め、勝者へ転換させよう。このような問題意識を持ち、自分の出来る範囲でこの努力をするのがマクロの世界での勇者であり、勝者であろう。

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