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斉藤英治論文  ●レポート書名: 
   未来の最も美しいすがた、世界は分裂から調和へ by Dr.斉藤英治

  ●レポート著者名: 斉藤英治

    

★1.小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が愛した美しき日本の庭にて思うこと

先日、作家、小泉八雲の愛した島根県、松江の旅に家内と共に出かけた。世界旅行も良いが、日本の中に美しさを発見しようと思ったからである。写真は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、英国生まれ1850-1904)の旧居の庭でたたずむ筆者。
期待にたがわず、その庭は日本庭園そのもので、自然の草木が調和してあふれ、宇宙のすべてが濃縮されて、この中に含まれるように感じ、とても静かで美しかった。

その時、私が思ったことと最近の私の思いを重ね合わせると・・・。

★2.最も美しく、最も価値ある、最も実りある生きがいは何だろうか?

1)それは、世界よりももっと身近な、自分が住む日本の中に美しさを発見すること、
2)それは、日本よりももっと身近な、自分が住む自分の身体の中に良きものを発見すること!
3)それは、自分の体、脳、心の中に、すばらしき自分自身(myself)を発見し、掘り起こし、育てること。

4)そして、これを発見したら、すべての人間の中にこの美しさがあることを他の人にも、伝え、その喜びを分かち合えること。

5)そして、自分自身は自分のため、自分は日本のため、日本は世界のため、世界は宇宙のため、働くこと
6)これが、人生の中で、最も美しく、最も価値あり、最も実りある生きがいだ。

★3.世界は、分裂から調和へ
1)思えば、現代の世界は、あまりにも分裂、分離を繰り返してきた。これは、現代科学、哲学の始祖とも言われるニュートン、デカルトらが、物質の分析(分析科学)からスタートしたため、物質文明は確かに一部進歩したが、その弊害、ひずみ(分裂、分離、対立、抗争など)がいまもろに出てきている。

2)それらが根本原因となって、いま、世界に、犯罪、環境汚染、内乱、戦争、自然災害などが各地で多発している。つまり、物質間をつなぐ、つながり、調和、平和、平衡、バランスなどが世界で失われているのだ。

3)そして、ネットワーク社会になってきた今、世界は、物質間をつなぐ、つながり、調和、平和、平衡、バランスなどに気付き始めている。

システム哲学の第一人者でノーベル賞候補にノミネートされた、ニューヨーク州立大学教授のアーヴィン・ラズロ博士(ブタベスト世界賢人会議主宰者)はその傾向を次のように述べている。(「生ける宇宙〜科学による万物の一貫性の発見」(アーヴィン・ラズロ著、日本語版:日本教文社刊の「はじめに」より)

「現在、科学の最先端で、注目に値する一つの洞察が登場しつつある。それは、宇宙は、そのなかに存在するすべてのものと共に、生物にも似た一貫性を持つ一つの総体をなしているという洞察だ。宇宙に存在するすべてのものは互いに結びついている。・・・
それは、・・世界の本質を理解できる段階へと、わたしたちをかってないまで近づけてくれる。そればかりか、これはわたしたちの生活や幸福にとってもありがたい再発見だと言える。・・・物質の振舞いを理解すればすべてを知ったことになるという、かっての物理学やマルクス主義・・こうした考え方はいまや完全に時代遅れとなった。・・・・
わたしたちはたしかに、包括的で全一的な宇宙の住人であり、そのような宇宙の一部なのだ。宇宙はわたしたちがそのなかでくつろいで暮らすことのできる故郷なのである。」

以上は、私がこれまで研究し、発表してきたことと同様のことを、世界各地の最先端の科学者たちが研究を進めているのを知って、とてもうれしかった。私がこれまで研究し、発表してきたことをまとめると次のようになる。

★4.世界の諸問題を解決できるのは、誰もが持つ自分自身(myself、英知、賢者の石)

1)世界の諸問題を解決できるのが、誰もが持つ自分自身(myself、英知、賢者の石)だ。なぜならば、この自分自身(myself)こそ、賢者の石であり、大自然、宇宙の英知の一片であり、大自然、宇宙の英知と繋がっているからだ。

2)従って、宇宙の構造は、図のように、宇宙英知(Universal SQ)を中心に、各自のMy SQと繋がっているネットワーク構造となっており、これが宇宙であり、宇宙ガイヤ(宇宙生命体)の基本構造である。

3)宇宙英知(Universal SQ)は、永遠の生命であるから、その一片である自分自身(My SQ)も当然、永遠の生命であり、不滅、不死である。

4)従って、永遠の生命である自分自身(マイSQ)を見つけてこれを育てるならば、そこには人間の最大の不安と恐怖である死は無いのだ。

5)しかも、自分自身(マイSQ)は、宇宙ガイヤ(宇宙生命体)、宇宙ネットワークの重要な構成要因の一つだから、自分自身(マイSQ)に準拠して生きる時に、人間は、宇宙と見事に調和して、生きることができる。

6)従って、最も美しく、最も価値ある、最も実りある、しかも最も困難な生きがい(ライフワーク)は、 自分自身(マイSQ)を発見すること!発見して、これを育てること、そして、自分自身(マイSQ)によって、自分の心と体を正しく制御して生きること。これに尽きるのである。

★5.いま、最も美しく、最も価値あり、最も実りあること

1)従って、私がいま最も美しく、最も価値あり、最も実りあることといえば、右の一枚の絵の中に凝縮されていると言える。つまり、この絵は、中国から弘法大師が導入し、日本に伝えたと言われる曼荼羅図であるが、宇宙の構造を表すとされる。この中に無数の仏様が夫々の役割の場所に存在し、夫々の役割を発揮することによって、全体として、宇宙の調和と美しさを醸し出し、発現している。

2)私は仏教を信じるものではないが、この絵を、人体の小宇宙である人間と見たとき、この無数の仏様が、人体内の無数の細胞に見え、各細胞が、夫々の役割を発揮して、人体全体の健康のため生きて、人間の生命力を輝かせているように、宇宙全体の中でも、我々人間が夫々の役割を果たしながら、宇宙全体の構成要員の一員として、宇宙全体の美しさを醸し出していることを考える時、そこに私がいま最も美しく、最も価値あり、最も実りある営みを感じ、大いなる感銘を覚えるのだ。図は「彩色金剛曼荼羅」(染川英輔著、大法輪閣)より

3)小泉八雲の旧邸で宇宙が濃縮されたような美しい庭を眺め、これらを思う時、作家・内村鑑三が自分の墓碑に刻めと言った文言の一部分と私自身の感慨を融合させ、世界平和と安寧を願い、次のような歌を心の中での満腔の思いで歌いたいのである。

 Myself for I      (私自身は私のために)
 I for Japan       (私は日本のために)
 Japan for the World   (日本は世界のために)
 The world for the Cosmos (世界は宇宙のために)
 Or                 (すなわち)
 We for the Cosmos     (我々は宇宙のために)

【レポート著者 略歴】
斉藤英治
健康英知研究所 代表 医学博士
武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て現職。
日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事
IMGS大学院大学教授(メンター:指導者、助言者修士養成校)を歴任。
著書に「王様の速読術」(ダイヤモンド社)等39冊67万部
連絡先 健康英知研究所 http://www.saitohope.com

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