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斉藤英治随想 

●「努力家は、天才、秀才より優れ、勝利する」の言い伝えは本当だと、脳科学的に確認する。〜自分は頭が悪いと誤解している人が、やがては勝利できるための応援歌〜

流動性知能(フロー)とは、即座の論理的処理能力、情報処理能力、機敏さ、判断力、計算力、俊敏能力のことである。
これに対して結晶性知能(ストック)とは、長い間、学校や企業での学習や日常生活、仕事などで蓄えられた知識、経験などが結晶して得られた知能である。またこれまで様々な問題を解決してきた経験を通して得られた問題解決能力も含む。

この流動性知能(フロー)は、その時の、神経の電気的流動性を伴う機敏性であり、即効性があるが、年齢と共に遅くなる場合もある。
結晶性知能(ストック)は、即効性はあまりないが、日々勉強することによって、蓄積され、年齢と共に増えていく。

これを、うさぎと亀の物語に喩えることができよう。
流動性知能(フロー)に優れる人はうさぎ、結晶性知能(ストック)に優れる人は亀のようなものだ。
流動性知能(フロー)に優れる人は、兎のように、機敏であり、その習得は速く、効果は著しい。しかし、流動性知能(フロー)だけでは、結晶性知能(ストック)というエネルギーが無いので、やがて、息切れして、日々着実に結晶性知能(ストック)を蓄えてきた亀に追い抜かれてしまう。

だから、兎のような機敏性のある流動性知能(フロー)が低いからと言って、自分は、頭の回転が遅い、頭が悪い、などと失望、落胆する必要は全く無い。亀のように、遅くとも、日々着実に結晶性知能(ストック)を蓄えていく人が、結局は、兎を追い抜き、勝利するのだ。

この事は、結局、努力心のあるひとは、やがて、天才や秀才を追い抜き、勝利するという昔からのことわざを脳科学的に説明するとこうなる。

流動性知能(フロー)はその時の訓練によって若干上がる。しかし訓練を受けなければまた下がってしまう。これに対して結晶性知能(ストック)は日々蓄えられるのであるから、多くの良い知識を吸収することによって着実に、年々、知能は上昇して行く。

また結晶性知能(ストック)は、それまで蓄えられた本当の知恵であるから、頭の様々な部分を活発にし、これが体の健康を促進させるのである。そして脳を支える体の健康が脳の血流を増加させ、そして脳の各部分が活発化する。このようにして結晶性知能(ストック)は多くなればなるほど、脳の各部分は発達し、総合力が生まれ、判断力が生まれ、結果的に俊敏な流動性知能(フロー)も作り、脳の働きが速くなって行くのである。

つまり、正しい学習によって蓄えられた結晶性知能(ストック)が増え、結果的に流動性知能(フロー)をも速くして行く。従って、誰でも出来る確実、着実な脳力アップの方法は、毎日、日々、着実に正しく学習して、結晶性知能(ストック)を高めて行くことである。

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