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斉藤英治随想 

●認知症や寝たきりにならず、歳を取るほど頭を良くする秘訣

1)これを達成するために大切なのは、自分の最高の道具である脳の健康管理である。これは自分でできる。脳細胞は一日10万個死ぬと言われているため、通常、歳を取るほど頭が悪くなり、体は弱り、やがて寝たきりや認知症になって介護のご厄介になっていくだろうと老後に暗いイメージを持つ人がいるが、それは脳科学をよく知らない人の誤解である。

2)逆に、脳科学を知り脳の管理をしっかりしていけば、歳を取るほど頭が良くなる。まず、脳細胞は、各人1000億個もの脳細胞を持っており、一日10万個の脳細胞が死んだとしても、100歳まで生きても、脳の管理をしっかりしておけば、死ぬ細胞は5%以下で、95%以上の脳細胞が生きているから、脳細胞の数の面でも大丈夫だ。

3)もっと大切なのは、脳細胞の数よりも、各脳細胞から伸びる神経繊維の数の方が頭の活動に重要だ。つまり、ニューロン(脳細胞とそこから伸びる神経線維とシナプス:接合部位)の神経線維が、後天的に楽しい勉強や前向きな経験によって、何歳になっても、あとからぐんぐん伸びていくことがわかったのだ。

4)一つの脳細胞から1000本、神経繊維が伸びると言われている。この脳細胞と神経繊維の組み合わせのネットワークは、いわゆる頭の配線であり、知識や知恵を形成する。その組合せは、1000億個の何乗にもなるわけだから、天文学的な数字であり、ほとんど無限である。ですから、歳を取ってからでも、楽しい勉強や前向きな経験さえすれば、どんどん伸びるから、なくなる心配はないのである。
従ってこのことを理解し健康管理をしっかりしておけば、認知症とか寝たきりとかなる心配はない。むしろますます、脳細胞ネットワークは活発になって来るのである。 

5)実際に、東京都の老人総合研究所の調査でも、74歳と83歳と比べたら、身体的知能指数は、少し落ちてくるが、精神的な知能指数は、ますます、83歳の方が知恵が上がるので、歳をとると上がるという結果が出ている。

6)認知症になる人は頭を使わない人が多い。では、頭を使うとはどんなことだろうか。テレビを見るのもある程度頭を使う。しかし、これは受身の見方であるので頭はそれほど使わない。読書も、そこに創造的なものが働かなければ、頭は半分しか使わない。

7)東京都総合老人研究所副所長を長く勤め、長期間、生涯元気な、スーパー老人の研究してきた柴田博氏は、老人の最も認知症になりにくく、元気に活動している人は、社会貢献している人だという。
確かに社会貢献しておれば、頭は総合的に働く。社会貢献するためには、読まなければならないし、話をしなければらないし、書かなければならない。
つまり頭には、モジュール(ブロック、部品)が多数あって、読む部分、書く部分、考える部分、それを更に細分化して、知恵を出す部分、創造的な部分、計画する部分といったブロックがある。 これらは、10000ブロック以上あるだろう。これらを総合的に働かせるには、社会貢献するのが一番というわけである。

8)ドリルや朗読といったところは一見良さそうだが、頭の一部分を使うだけだ。いちばん頭と体に良いのは、日ごろ、私が述べているように、前向きに楽しく充実して勉強し、いきがいを発見し、生きていくことだろう。それは社会貢献にも繋がっていく。上記のような脳科学を知り、生き生きと元気で長生きしたいものだ。

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