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斉藤英治随想 

心のリセット中に、妻から贈られた詩選集

こんにちは。斉藤英治です。お恥ずかしい次第ですが、60歳台の後半になった今、心のリセット中です。いままでの私の生き方を、すべて一度ご破算にして、ゼロからスタートし、意味を問い直してみる必要を感じています。

いままで余りにも外向けに忙しく仕事をしていたようです。「忙しい」と言う漢字は、「心を亡ぼす」と書きますね。
これからは、自分自身の心を豊かにし、永遠に向けて生命を育て、落着いた静かな心の準備の時が来つつあるようです。
「たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。」(聖書マタイ3章26節)

その意味で、今日は古き忙しい自分からお別れし、新しき自分に生まれ変わり新しい旅立ちのような、つらく、また楽しい、複雑な気持ちです。

●心のリセット中に、妻から贈られた詩選集

と言うわけで、ただいま、心のリセット中で、過去の私に反省する事しきりで、大げさに主張できる意見もありません。こんな傷心の私に、数日前、妻が贈ってくれた、ほっとするような詩選集を下記します。

★道 程   高村光太郎 ( 「高村光太郎詩集」新潮文庫より)

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大なる父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

★山のあなた  カール・ブッセ(上田敏訳) 「名訳詩集」白凰社

山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいふ。
ああ、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸」住むと人のいふ。

★宮沢賢治 作品第三一二番  1924.10.5 「宮沢賢治詩集」白凰社

正しく強く生きるということは
みんなが銀河全体を
めいめいとして感ずることだ
・・・蜜蜂のふるいのなかに
   滝の青い霧を降らせ
   小さな虹をひらめかす
   いつともしらぬすもものころの
   まなこあかるいひとびとよ・・・
・・・・・
ぎざぎざの灰色の線
(まことの道は
 誰が考え誰が踏んだというものではない
 おのづからなる一つの道があるだけだ)

★トルストイの言葉 (トルストイ人生読本(黒田乙吉訳)金園社)

思想は、自由であるように見える。しかし、人間の中
には、思想より力強く、そしてそれを支配する何かがある。
   

★ソローの言葉(トルストイ人生読本(黒田乙吉訳)金園社)

最もやさしい植物は、どんな残酷な大地、どんな岩石
の層をも押し分けて、自分の道をあけてゆく。善にも
同じことがいえる。
善良で真実な人間の力には、どんなハンマーが、どん
な鉄板が、どんな斧が比較できようか。何ものの力も、
善良で真実の人間の力には、かなわないのである。

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