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斉藤英治随想 

●良き人生観(SQ)なき生き方がロボット人間を生む

東北大学総長を経て、現在、首都大学東京の学長、西沢潤一氏は、次のように述べている。

「自分でモノを考えられない人が増えています。暗記した知識が頭に入っているだけで、その知識をつなげて新しいことを考えることができない。これではまるでロボット人間です。『人生いかに生きるのか』という人生観を持ってないから、人生観の実現という目標に向かって、頭の中の知識をなんとか生かそうと考えることをしないのです」(WEDGE2006年10月号)

西沢氏は、日本のIT産業を支える半導体や光通信の技術を次々に生み出し、ノーベル賞候補にも取りざたされてきた科学者であるが、彼の原動力は自分はこう生きたいという人生観にあるという。

これこそ、私は研究しているSQである。
SQとは、英語で、Spiritual Qualityのこと、適切な日本語訳が無いので、私は、「英知・良心・志・精神」などと訳している。良き人生観もこの中の一つだ。

西沢氏は、「人生観(SQ)がないと何故考えない人間になるのですか?」という問いに対してこう答えている。
「こう生きたいというロマンがあるから、人は猛烈に勉強するし、自主的に考えるようになります。でも今は、人生観をつかむことのないまま、成績を上げるためだけに知識を詰め込んでいる。…何のために勉強してるのかわからないから、常に受け身で、自分から考えようとしないんです・・・・・・
人は人生観をつかんでいれば、その実現のために持ってる知識を新たに得た知識をなんとか生かそうと繋いだり並べたりする。それでは考えるということだ」と西澤氏は言う。(WEDGE2006年10月号)

まさに考える、思考、のポイントをついている言葉である。

考えるとは、思考とは、自分の頭に入っている知識や経験、または、これから学ぼうとする知識や経験をつなぎ合わせて、また並べたり、整理したり結合させたりして、新しいもの生み出す頭脳の営み、活動である。

したがって頭の中に入ったその知識や経験は、人生観を実現するためにどう使うかというための道具にすぎないのだ。したがって人生観を正しくすればするほど、その道具はフルに使われ、その人生観の実現に向けて有効に使われる。

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